ところで、その自転車のライトが、何の力で光っているか知っていますか。
電池か。タイヤの回転か。それとも、車輪の真ん中にある発電機か。
つかない原因は、この違いで大きく変わります。まずは、どれなのかを見分けるところから始めましょう。
うちのはどのライト?
- 電池式。ライトの中に電池を入れるものです。ボタンやスイッチがライト本体についていて、ハンドルやカゴに取り付けてあります
- タイヤにこすりつける発電機(ダイナモ)。前輪の横に、小さな筒の形の発電機がついています。レバーを倒すと、発電機の先がタイヤの横に当たり、タイヤの回転で電気を起こします。つけている間はペダルが少し重くなり、「ウィーン」と音がします
- 車輪の真ん中で発電するオートライト(ハブダイナモ)。前輪の真ん中(ハブ)が、発電機になっています。暗くなると自動でつきます。前輪の真ん中から、細いコードがライトへのびていれば、このタイプです
どこが悪いの?
電池式なら
多いのは電池切れです。次に、電池の向きの入れ違い。電池を入れる所の金具がさびていたり、古い電池から液がもれていたりしても、つきません。新しい電池に替えて、金具を乾いた布でふけば、直ることがあります。
ダイナモなら
発電機の先が、タイヤにきちんと当たっているかを見てください。ずれていたり、雨でタイヤがぬれてすべったりすると、光が弱くなったり消えたりします。当たっているのにつかないなら、電球が切れているか、発電機からライトへの線が外れているか、発電機そのものが傷んでいます。
オートライトなら
ライト本体、前輪とライトをつなぐコード、車輪の真ん中の発電機。このどれかです。前輪を外して付け直したあとや、カゴをぶつけたあとは、コードの抜けや切れを疑います。
昼につかないのは故障?
オートライトは、周りが明るいとつかないのがふつうです。
ライトに、明るさを見るセンサー(小さな窓)がついていて、暗くなったときだけ光るようにできているからです。昼の駐輪場で確かめて「壊れた」と思ってしまうのは、よくある勘違いなんです。
オートライトの確かめ方
- ライトのスイッチを見る。「切・自動・入」のような切り替えがある型なら、「入」にしてから試します。知らないうちに「切」に動いていることもあります
- センサーを手でおおって、前輪を回す。前輪を持ち上げて勢いよく回し、光れば、ライトも発電機も生きています
- コードをたどる。前輪の真ん中からライトまで、抜けているところや、切れかけているところがないかを見ます
おおっても回しても光らないなら、お店で見る番です。
つかないまま帰る?
夜にライトをつけずに自転車で走るのは、法律(道路交通法)で禁じられています。
それに、ライトは自分の足元を照らすためだけのものではありません。車や歩いている人に「ここに自転車がいる」と見つけてもらうためのものでもあります。暗い道で見つけてもらえないのは、照らせないのと同じくらい危ないことです。
つかない日は、押して歩いて帰るのが確かです。自転車を押して歩いている間は、歩行者として扱われます。
電池式の小さなライトをひとつカバンに入れておくと、こういう日の代わりになります。
工賃はいくら?
サイクルスポットの工賃は全店同じです。ライトの修理で工賃表にある作業は、この2つです。
| 作業(こんなときに) | 工賃(税込) |
|---|---|
| 電球交換 ダイナモのライトの電球が切れた |
880円〜 |
| ダイナモライト交換 タイヤにこすりつける発電機つきのライトを、まるごと替える |
880円 |
車輪の真ん中で発電するオートライトは、ライト本体や発電機の修理が工賃表に載っていません。どこが悪いかを見てから、作業の前に金額をお伝えします。
電池式は、電池を替えるだけで直ることが多いので、まずはそこから試してみてください。
ほかの作業の料金は工賃表にあります。
暗くなる前に一度
ライトの不調は、昼間には気づきにくいものです。つかないと分かるのは、たいてい暗くなってから。
明るいうちに一度、確かめておいてください。オートライトなら、センサーを手でおおって前輪を回すだけです。
直らないときは、近くの店へ。つかなくなったのがいつごろか、雨の日のあとか、ぶつけたあとかを教えてください。
夕方にあわてるより、明るいうちのひと手間のほうが、ずっと楽です。