防犯登録は、自転車に乗る人みんなに関わる手続きです。
でも、買ったときにお店で一緒に済ませることが多いので、中身まで知る機会はあまりないですよね。
義務なのか、いくらかかるのか、何を持っていくのか。ほかの店やネットで買った自転車はどうするのか。ひとつずつ答えていきます。
防犯登録って義務?
はい。自転車に乗る人は、防犯登録をすることが法律で決まっています(「自転車法」と呼ばれる法律です)。
ただ、登録していなくても罰則はありません。
では、なぜするのか。
防犯登録をすると、自転車の車体に刻まれた番号と、持ち主の情報がひもづきます。盗まれた自転車が見つかったとき、持ち主が分かって、手元に戻ってくる可能性が高くなるんです。
もうひとつ。警察官に呼び止められたときも、自分の自転車だと分かってもらいやすくなります。
料金はいくら?
東京都の登録料は660円です。税金はかかりません(非課税)。登録料は都道府県ごとに決まっていて、ほかの県では金額が違います。
有効期限も、都道府県によって違います。東京都は10年です。期限が切れたあとも乗り続けるなら、登録し直します。
ちなみに、防犯登録は都道府県ごとに運営されています。登録するのは、その自転車を使う都道府県のものです。
住んでいる都県の正確な金額と期限は、店頭でお伝えします。
何を持っていけばいい?
持っていくものは3つです。
- 登録する自転車。車体の番号を見て登録します
- 身分証明書。運転免許証など、住所が確かめられるもの
- 自転車を買ったことが分かる書類。販売証明書か保証書です。買ったときのレシートでよい場合もあります
覚え方は、「本体・本人・買った証明」です。
なぜ買った証明が要るのか。防犯登録は「この自転車の持ち主は、この人です」と記録する手続きだからです。
もし証明がなくても登録できたら、盗んだ自転車を自分の名前で登録できてしまいますよね。それを防ぐための書類なんです。
3つ目は、ネットで買ったときに見落としやすいところです。箱に入っていた保証書や、届いたときの書類を探してみてください。
ネットで買っても平気?
はい。サイクルスポットは防犯登録所に指定されていて、ほかの店やネット通販で買った自転車も登録できます。
上の3つを持って、近くの店へどうぞ。
正直に言うと、ネットで買った自転車こそ、早めに登録してほしいんです。
店で買うと、その場で一緒に登録することが多いですよね。ネットで買うと、その機会がないまま乗り始めてしまいやすいんです。
引っ越し・譲るときは?
- ほかの都道府県へ引っ越したとき。前の登録を消して(抹消)、新しい都道府県で登録し直します。東京都では、抹消にも、都内で住所を変える「変更登録」にも、500円かかります(2025年4月から)
- 人から譲ってもらったとき。前の持ち主の登録を消し、譲渡証明書(譲ったことを書いた書類)を添えて、新しく登録します
- 処分するとき。登録を消す手続きも、忘れずにしておきます(自転車の処分の記事)
ここで、よくある勘違いがあります。「持ち主が変わったら、名前だけ書き換えればいい」というものです。
防犯登録は、名前を書き換える仕組みではありません。持ち主が変わったら、新しく登録し直す仕組みです。
シールがはがれたら?
登録すると、自転車に番号のシールが貼られ、登録カードの控え(お客様控)を受け取ります。
シールがはがれてしまったら、控えを持って、店で相談してください。東京都では、同じ番号のシールは出し直せないので、登録し直しになります。
控えは、盗まれたときの届け出や、人に譲るとき、処分するときにも使います。なくさない場所に、しまっておいてください。
盗まれる前に済ませる
防犯登録は、盗まれてから慌てても間に合いません。
乗り始める前に済ませておけば、あとは控えをしまっておくだけです。
新しく通学に使う自転車なら、通学自転車の準備チェックリストもあわせてどうぞ。