自転車を押して歩きながら、頭の中では今日の予定を組み直している。
そんなときに知りたいのは、修理の仕組みよりも「何時に、また乗れるのか」ですよね。
その答えに近づくための考え方と、家を出る前にできる段取りをまとめました。
予約はいるの?
最初に気になるのは、予約のことだと思います。
急いでいるとき、夕方や週末に持ち込むときは、近くの店へ電話をして、いまの混み具合を聞いてから向かうと確かです。電話番号は、店のページに載っています。
そのうえで知っておくと役に立つのが、修理の時間が何で決まるかです。ここが分かると、待ち時間の読み方が変わります。
時間は何で決まる?
修理にかかる時間は、おもに3つで決まります。
- 作業そのものの手間。ブレーキの効きを整えるような調整と、部品を外して替える作業とでは、かかる時間が違います。後輪の作業は、チェーンやブレーキを一度外すぶん、前輪より手間がかかります
- 部品が店にあるか。タイヤやチューブにも、太さや大きさの種類があります。合うものが店になければ、取り寄せになります
- 前に待っている自転車。修理は1台ずつ順番に進みます。同じ作業でも、先に預かっている台数で、始まる時間が変わります
つまり、同じパンクでも、日によって待ち時間は変わるんです。
見るまで分からないの?
店の側から見ると、「見るまで分からない」には、ちゃんと理由があります。
「パンクした」と持ち込まれた自転車でも、原因がパンクとは限りません。空気を入れる口の中にある小さなゴム(虫ゴム)が傷んでいるだけなら、そこを替えれば済みます(虫ゴムの記事)。反対に、穴がひとつだと思ったら、いくつも開いていることもあります。
空気がどこから抜けているか分からないときは、チューブを水にくぐらせて泡の出どころを探す「水調べ」(1,100円)をすることもあります。
原因が分かって初めて、作業と時間が決まる。だから、その場で直らないものも、所要時間と金額を先にお伝えします。
待つ? 預ける?
時間と金額を聞いたら、どうするかを選びます。
| 選び方 | 向いているとき |
|---|---|
| その場で待つ | 調整だけで済む作業や、部品が店にあって待ち時間が短いとき |
| 預ける | 時間がかかる作業や、店が混んでいるとき。あとで受け取りに来ます。 |
| 出直す | 部品の取り寄せが要るとき。いったん帰って、届いてから来ます。 |
どれを選ぶかは、帰りの足があるかどうかでも変わります。預けるなら、帰り道をどうするかも先に考えておくと慌てません。
混みやすいのはいつ?
自転車店がにぎわいやすいのは、春です。
新しく通学や通勤を始める人が、自転車を買ったり、しまってあった1台を点検に出したりする季節だからです。週末も、平日より人が集まりやすくなります。
急がない点検は、混む時期を外して済ませておくのも手です。一式点検(2,750円)なら、全体を一度に見られます。部品の交換が要るところが見つかったら、その分の金額は別にお伝えします。
新学期に向けた準備は、通学自転車のチェックリストにまとめています。
家を出る前にすること
待ち時間を読みやすくする段取りは、3つです。
- 電話で聞いてみる。その日の混み具合や、今から持ち込めるか。電話番号は店の一覧から各店のページに載っています
- 症状を1行メモしておく。「前輪の空気が半日で抜ける」のように。着いてから説明を思い出す時間が省けます
- 空気を入れて様子を見る。パンクではなく、ただの空気不足ということもあります。店に着いたら、まず空気を入れてみてください。空気入れは無料です
今日中に乗りたいなら
自転車の不調は、たいてい予定のある日にやってきます。
だからこそ、行ってから待つより、聞いてから行く。家を出る前の電話1本で、今日の予定の立て方が変わります。