銃身のパイプから、E-BIKEへ。ミヤタ135年、電動自転車の現在地

1890年、製銃の技術を生かして国産安全型自転車を試作。ロードレースとマウンテンバイクで世界へ進み、いまは電動アシストで坂道を軽くする。ミヤタのE-BIKEには、135年分の「走る自転車」の記憶がある。

銃身のパイプから、E-BIKEへ。ミヤタ135年、電動自転車の現在地

ミヤタの電動自転車は、買い物用の実用車というより「スポーツ自転車にアシストを足したもの」が中心だ。細身のクロスバイク、グラベルロード、山を走るE-MTB。選ぶときはバッテリー容量より先に、どこを走りたいかを決めたい。

2026年の結論

  • 日常の本命は、またぎやすいURBAN CS 5080と軽いCS 5080
  • 坂と長距離なら60NmのCRUISE i 6180、砂利道ならROADREX
  • RIDGE-RUNNERは街乗りの上位版ではなく、山で使うE-MTB

一本のパイプから始まった、135年

国産安全型自転車の第1号

製銃のかたわら、本格的なパイプを使った安全型自転車の試作に成功。ミヤタはこの年を創業年としている。

自転車づくりへ専念

製銃をやめ、宮田製作所へ改称。金属パイプ加工の技術を、自転車のフレームづくりへつないだ。

ツール・ド・フランス区間優勝

KOGA MIYATAの日本製ロードフレームが第17ステージを制覇。競技車メーカーとして世界に名を残した。

RIDGE-RUNNER、世界の山へ

100周年記念カーボンモデルを発売。同年、リッジランナーを駆る選手が世界選手権ダウンヒルで優勝した。

電動アシストの萌芽

アシスト車「グッドラック20」がグッドデザイン・ユニバーサルデザイン賞を受賞した。

E-BIKEシリーズ始動

RIDGE-RUNNERとCRUISEを発売。ロードとMTBの歴史をSHIMANO STEPS搭載車へつないだ。

街へ広がる新しいCRUISE

より手の届きやすいCS 5080と、またぎやすいURBAN CS 5080を追加した。

モーターではなく、自転車として選ぶ

DRIVE

SHIMANO STEPS

主力はクランク周辺へモーターを置くミッドドライブ。漕ぐ力へ自然にアシストを重ねる。

BATTERY

インチューブ

上位車はバッテリーをフレームへ内蔵。外観がすっきりし、重心も下げられる。

FEEL

40/60/70Nm

街なら40Nm、坂と長距離なら60Nm、急勾配のトレイルなら70Nmが目安になる。

用途で分かれる、現行8モデル

01
CITY

CRUISE i URBAN CS 5080

クルーズ i アーバン CS 5080
CRUISE i URBAN CS 5080
画像・仕様:MIYATA公式サイト

またぎやすいステップインフレームと内装7段。服装を選びにくく、信号の多い街で扱いやすい。

218,000円ECO 90km23.1kg40Nm
街乗り・通勤
02
CROSS

CRUISE i CS 5080

クルーズ i CS 5080
CRUISE i CS 5080
画像・仕様:MIYATA公式サイト

現行ラインで最軽量。700×40Cタイヤと外装9段で、価格と走りのバランスがいい本命。

228,000円ECO 90km19.8〜20.2kg40Nm
通勤・週末
03
CROSS

CRUISE i 6180

クルーズ i 6180
CRUISE i 6180
画像・仕様:MIYATA公式サイト

フレーム内蔵バッテリーと60Nmの力強いアシスト。軽さと長距離性能を両立する。

374,000円ECO 105km19.0〜19.2kg60Nm
坂道・長距離
04
CITY

CRUISE i URBAN 5080

クルーズ i アーバン 5080
CRUISE i URBAN 5080
画像・仕様:MIYATA公式サイト

インチューブバッテリーのステップイン型。外観はすっきりするが、価格と25kgの重量は慎重に比べたい。

440,000円ECO 105km25.0kg40Nm
上質な街乗りこの車種の在庫がある店を見る →
06
TRAIL

RIDGE-RUNNER i 6180

リッジランナー i 6180
RIDGE-RUNNER i 6180
画像・仕様:MIYATA公式サイト

セミファットタイヤ、油圧ディスク、504Whバッテリーを搭載したハードテールE-MTB。

396,000円ECO 130km23.5〜23.7kg60Nm
林道・トレイル
07
TRAIL

RIDGE-RUNNER i 8080

リッジランナー i 8080
RIDGE-RUNNER i 8080
画像・仕様:MIYATA公式サイト

前後サスペンション、70Nmユニット、ドロッパーポストを備える本格的な山の専用機。

630,000円ECO 140km24.6〜24.9kg70Nm
本格トレイル
08
COMMUTE

EX-CROSS e'22

EXクロス e'22
EX-CROSS e 22
画像・仕様:MIYATA公式サイト

ラインアップ最安。リアモーターと外装8段を備えるが、色と在庫は販売店確認が前提。

176,000円ECO 72km22.0kg60Nm
通勤・通学

迷ったら、この4台から

街で毎日使う

CRUISE i URBAN CS 5080。低いフレームと内装7段で服装を選びにくい。

価格と軽さの本命

CRUISE i CS 5080。22.8万円、20kg前後、ECO 90km。

休日に遠くまで

CRUISE i 6180。60Nm、ECO 105km、19kg台。

山道を走る

RIDGE-RUNNER i 6180。セミファットタイヤと油圧ディスク。

価格差は、購入後にも続く

本体価格は17.6万〜63万円。さらに交換バッテリーは6万8,200円から10万5,276円。すぐ必要な費用ではないが、長く使うなら交換可能性を予算へ入れておきたい。

360Wh用68,200円CS 5080系
418Wh用82,000円CRUISE/ROADREX系
504Wh用105,276円RIDGE-RUNNER系

ミヤタE-BIKEの弱点

01 車重

最軽量でも約19kg。階段のある住まいでは実車を持ち上げたい。

02 価格の開き

似た外観でも22万円台から44万円。ユニットとバッテリー容量を比べる。

03 歩道走行

CRUISE i 6180は普通自転車の寸法外で、公式が歩道走行不可と明記する。

04 在庫と年式

EX-CROSS e'22など古い年式は、色、サイズ、補修部品を販売店で確認する。

この記事の車種について

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ここで取り上げた自転車は用途が特殊なため、すべての店舗で取り扱い・お取り寄せができるとは限りません。ご検討の際は自転車コンシェルジュにご相談ください。どの店舗でお受け取りいただけるかを含めてお答えします。

※ 2026年8月24日時点のメーカー公式情報をもとに作成。価格、在庫、仕様、キャンペーンは変更される場合があります。購入前に取扱店で最新情報と適合サイズをご確認ください。

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