
修理あるある「第3弾」~ディレイラーハンガー編~
こんにちは!🌞
サイクルスポット沼津店です
久しぶりの修理あるあるです
今回は「第3弾」~ディレイラーハンガー編~です
この修理は今までに紹介させたいただいた、パンク修理やチェーンに続き
当店によく来る修理の一つです
特にここ数ヶ月では立て続けに来ています
この修理は、主に本格的なスポーツ自転車に起こる故障の仕方です
クロスバイク、ロードバイク、マウンテンバイクなど一般的にスポーツバイクに分類される自転車には
外装変速機(ディレイラー)がついています
車種によってリアのみ又は、フロントとリアの両方に搭載されています
このディレイラーが動きチェーンをギアの適正な位置に誘導してくれてギアチェンジが可能になっています
そのディレイラーとフレームを繋ぐ役割をしているのがディレイラーハンガーです
そんな部品なんて使わず直接フレームに付ければいいじゃないかと思うかもしれませんが…
ディレーラーハンガーは部品を繋ぐ役割以上に重要な役割を果たしてくれています
外装変速機(ディレイラー)は名前の通りフレームの外側に取り付けられています
通常、運転しているときは特に問題ありませんが
駐輪中に風や他の自転車に巻き込まれて倒れてしまったときや転んでしまったときに
リアディレイラーの付いている右側に倒れてしまった場合、先程も説明したようにフレームの外側についているため、フレームより先に地面にあたります
そのまま、フレームの重さで押しこまれ内側に曲がってしまいます
この時に、フレームが一緒に曲がってしまった場合修正することが出来ず廃車になってしまうものもあります
特にアルミフレームなどは素材の性質上一度変形してしまったものを再度曲げなおすと破損してしまうため修正不可になってしまいます
この問題を防ぐためにディレイラーハンガーが一躍買っています
中には、クロモリなど修正が可能な素材でできているフレームで直接ディレイラーを取り付けている物もありますが
大抵の車体にはついている部品になります
倒れた衝撃でディレーラーハンガーが曲がってくれるおかげで、フレームが曲がりにくくなっています
この役割を果たすためディレーラーハンガーは比較的柔らかい金属でつくられています
そのためより曲がりやすくなっています
ディレーラーハンガーが曲がってしまった場合注意しなければならない問題が起こってしまいます
通常時、後ろのギアを一番軽い状態にした場合写真のようにディレイラーが車輪に対しすれすれの位置にいます
この状態からさらに内側に押し込まれた状態で走行してしまった場合
車輪に巻き込まれてしまいます
ディレイラーハンガーは多少であれば修正が効きますが、基本は材質がアルミなので曲がってしまった場合は、
商品やそのお店の工賃にもよりますが、5000円前後で交換になります
しかし、曲がったことに気づかずディレイラーごと巻き込んでしまった場合、
ディレイラーハンガーは折れてしまい巻き込まれたディレイラーは破損し
チェーンもその衝撃でねじれてしまうことがあります
全部を交換すると目安ですが、当社だと20000円近くはかかってしまいます
元々ついている部品が高価な物であれば、更に金額は上がっていきます
この様な故障は、日頃から防げるのではないかと思います
駐輪をするときはディレイラー側に倒れないように置いたり
ワイヤーロック等でポールなどに縛ったり
それが難しく万が一、風や他の人に倒されてしまった場合は、
ディレイラーを確認し、
写真のようにもし傷がついていた場合は出来るだけハイギアにして点検に出してください
ハイギアにするとリアディレイラーが車輪から離れますので巻き込まれにくくなります
一番車体に触れているのは、乗られていご本人です
普段のセルフチェックでディレイラーも確認してみてはいかがでしょうか
ご不明点は当店スタッフまでお気軽にお問合せください
~お待ちしております~
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