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自転車世界旅vol:6 【ドイツ編】


第六弾はドイツ編!

今回は旅の一か月の中で出会った方々と、様々な土地で再開をはたします!


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9月20日 ドイツ コンスタンツ→スイス バーゼル 【本日の走行距離:160km】

以前フランスのカルカッソンヌでお会いした御夫婦に会いにスイスのバーゼルまでライン川に沿って自転車を漕いでいく。
サイクリングロードが川沿いに続いており、波打つような畑の景色が気持ち良かった。バーゼルに着くと彼らが出迎えてくれ、約1ヶ月ぶりの再会を果たした。
カルカッソンヌから2000km以上の道のりで撮影した写真を交えて語り合い、とても楽しい時間を過ごした。


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9月21日 スイス バーゼル→ドイツコンスタンツ【本日の走行距離:183km】

昨日走ってきた道を引き返してドイツのコンスタンツへと戻る。
今晩はユルゲンさんやマイケルさんと一緒にお寿司パーティーだ。
テーブルには様々な種類の具材と海苔、そしてヨーロッパで初めて見る米が並んでいた。
他愛のない話をしながら、一緒に寿司を握った。「寿司の作り方を教えてほしい!」と言われるが、私は滅多に寿司を握らない。むしろ彼らの方が上手に握っていて、日本人として情けなさを感じた。
海外旅行をする際は改めて日本の文化を学んでおく必要がある。
1ヶ月ぶりに食べる日本食は本当に美味しかった。


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9月22日 ユルゲンさんとサイクリング 【本日の走行距離:75km】

ヨーロッパに降りたって一ヶ月が経とうとしている。
ここまで目立ったトラブルもなく順調に進んできたが、最大のミスを犯してしまう。
ユルゲンさんとのサイクリングの途中で、大事なカメラを置き忘れてしまったのだ。
私の油断や慢心が原因だ。本当に情けない。
自責の念に駆られていた私にユルゲンさんは「俺のカメラを使ってよ」と彼の一眼レフを手渡してくれた。
どうして他人である私にそこまでしてくれるのかと尋ねると
「若い時に世界を旅することは素晴らしい経験になるし、それを応援したいんだ」との返答にジーンときた。
ありがたく彼のカメラを使わせてもらっている。
そして先日、幸いなことに私のカメラを拾った方から連絡があった。
再び私の元に返ってくることに安堵している。


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9月23日 ドイツ コンスタンツ→イスニィ 【本日の走行距離:85km】

お世話になったユルゲンさんに別れを告げて三日間滞在したコンスタンツを後にする。
フェリーに自転車を乗せてボーデン湖を渡った。
ボーデン湖から遠ざかるにつれ、景色は丘陵地帯へと変わる。
日が沈んで、そろそろ寝床を探そうかという時に出会ったのは、同じく自転車で旅をするドイツ人のペーターさんだ。
草原の隅に二つのテントが並んだ。とても陽気な彼はラジオのリポーターだという。
有名人なの?と尋ねると「僕は有名じゃないけど、僕の声は有名かもね」と笑って答えてくれた。
テント越しでの会話は新鮮で、真っ暗な草原に二人の笑い声が響いていた。


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9月24日 ドイツ イスニィ→フッセン 【本日の走行距離:101km】

霧が立ち込める朝。
ペーターさんと共に走り出す。
アルプスを抜けたら、てっきり平坦かと思っていたが、良い意味でその予想は裏切られた。
標高800~1000mの高原はひたすらアップダウンの繰り返しで、緑と茶色が混じり合う広々とした景色は圧巻だったからだ。
ペーターさんと別れて西へと進んでいくと二つのお城が見えてくる。
ホーエンシュヴァンガウ城とノイシュバンシュタイン城だ。
明日はこのお城を見学するつもりだ。鳴り響く音楽と歓声が聞こえなくなる山の奥へと分け入って、野宿をした。


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9月25日 ドイツ フッセン→ミュンヘン 【本日の走行距離:122km】

ノイシュバンシュタイン城はフリードリヒ2世によって建てられた。
岩山の上にそびえ立つその姿は、実に美しく、見る者を魅了する。
中に入れば様々な建築様式を取り入れた荘厳な空間を楽しめる。午前中に走り出す予定だったが、お城の雰囲気に魅了されて時間がどんどん過ぎていった。

走り出すのが遅くなったせいで、日が暮れた後も走り続けていた。
暗くなっていく高原に不安を抱いて走っていると、一人の自転車乗りと出会った。
彼はサウルスさんといい、彼も遊んでいたら日が暮れてしまったらしい。まるで私と同じ境遇だ。
自宅まで30kmついてくれば泊めてあげるという言葉に、思わずガッツポーズ。
共に真っ暗な丘を越え、森を抜けていく。昨日は山の斜面で寝心地が悪かっただけに、柔らかいベッドで寝られることに、この上ない幸せを感じていた。


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9月26日 ドイツ ミュンヘン→キーム湖 【本日の走行距離:122km】

昨晩泊めてくださったサウルスさんにミュンヘンまで自転車で案内してもらう。
何やらオクトーバーフェスというこの時期だけのお祭りで賑わっているようだ。
人々は伝統的な民族衣装を身に纏い平日の昼間っからビールを飲んでは愉快そうに騒いでいる。
日本には無い文化だ。
日が暮れてからなんとかたどり着いたキャンプ場では17歳の少年たち(と言っても私より大きい)に絡まれて、いろんなことを話し合った。

これからオーストリアに入り、フランスで出会ったおじいさんの家に向かう。トラブルが発生しつつも、楽しく旅を続いている!

 


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