１ 通学に便利な自転車とは？

お父さんお母さんの中高生時代、通学用自転車！といえば、頑丈で変速付き、荷台も前かごもあって、色は落ち着いたシルバー一色なんてことも…
そんな通学向け自転車のことを一部地域では「銀チャリ」と呼んでいました。

今ではそんなシルバー一色のママチャリ風潮も薄まり、中高生でも電動自転車やスポーツバイクに乗る人も増えてきました。
店舗でも親御さんと一緒にこの色かわいいねと、気軽に服を選ぶ感覚で選ばれる女子学生や、すぐ壊しちゃうから頑丈な自転車ありますかと、男子学生の手荒い（？）乗り方を危惧される方など様々です。

自転車の選択肢が増える一方で、何を選べばいいか迷われる方も多いです。
そこで通学用自転車を選ぶ目安を簡単にご説明します。

どのぐらいの距離を乗るか、荷物は多いかがポイント

自宅から駅までの電車通学か、学校まで真っすぐ通学するかで必要な仕様は変わります。
自宅から駅まで部活の荷物など毎日大変であれば、電動自転車やママチャリが便利です。
一方、スクールバッグだけといった荷物が少ないなら、小径車（ミニベロ）と呼ばれるタイヤが小さい自転車が駐輪場でキズ付きにくく、家での保管も省スペースで済みます。

また真っすぐ学校まで行くなら、スポーツタイプも視野に入れていいと思います。

自転車通学の校則があるか

年々自転車通学の指定は減ってきていますが、荷台が必要だったり、後述するBAAマークや自転車保険に加入が必須だったりと、この辺りは各学校にご確認ください。

２ 電車通学にオススメ4選

自宅と駅の往復で部活の荷物や、年々重たくなってくるタブレット端末や水筒など入ったスクールバッグを、しっかり積めるママチャリや電動自転車がオススメです。
特に、夜暗くなってもライトが自動で点灯する「オートライト」坂道がある場合は変速付き、スカートでも乗り降りしやすい形状のフレーム、大きな前カゴや後ろに荷物を積める荷台があると便利です。

また、自宅から駅までが近く、荷物もリュックを背負うぐらいで大丈夫であれば、
小回りの利く小径車（ミニベロ）がちょうどいいです。

４ 身体が大きい？小柄な方？身長でお悩みの方にオススメ4選

10代はまだまだ成長過程、学校に通うのに自転車が大きくて選択肢がない…
身体が大きいけど自転車が小さすぎて乗りづらい…
そんなちょっと身長にお悩みの方にオススメの自転車を紹介します。

５ 自転車に乗る上で知っておきたいこと(保険と事故)

ちょっと怖い話ですが、自転車事故で最も多いのが、実は中高生の年代です。

また自転車通学が始まり慣れてきた5月頃から事故が多くなるという統計もあり、各学校では、自転車保険の加入が必須というところがほとんどではないでしょうか。
自転車保険に関しては、下記記事をご参照ください。

『東京で自転車保険義務化！一般保険とTSマークってどっちがいいの？』

また、安全性の高い自転車もオススメしており、その一つにBAAマーク（自転車安全基準）というものがあります。
これは、自転車のフレームから各部品まで、一定水準以上の品質が認められた自転車に交付されるもので、毎年抜き打ちで品質が維持されているか検査されます。
BAAマーク付きの自転車じゃないとダメという学校もあるようなので、自転車選びの際はご注意ください。

2023年４月からはヘルメットの着用が努力義務化されます。
自転車の利用だけでなく、交通量も増える春と秋は特に自身の安全を守るため、ヘルメットは着用しましょう！