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海外自転車事情〜パリ編その2


前回に引き続き、ヴェリブの話題を。

元々はパリ市が公害や渋滞対策の目玉として導入を決めたヴェリブ。実際に運営しているのは、JCDecaux(ジセドゥコー)というフランスの大手広告代理店です。主に街頭サインや最近東京都内でもよく見かけるバスの停留所などの広告ボードを手がけています。JCDecauxはパリ市内の広告設置権と引き換えにヴェリブ運営の全てを引き受けているのです。(これにより基本的にはパリ市は税金を使わないでまかなえるシステムになっているようです)

では、何万台とある自転車のメンテはどうやっているの?と素朴な疑問が出てくると思います。
メンテナンス用のトラックが巡回、というのは想像がつくのですが、それに加えてなんとヴェリブの修理専用の船が存在しているというから驚きです。それがこちら。

パリの中心部ど真ん中を横断するセーヌ川に沿って、一日中往復しながら重度のダメージを受けたヴェリブの修理を行っています。今回、ガイドさんのご尽力もあって船内を見学させて頂くことができました。(通常は見学は受け付けていないようです)

船内の様子。まるでカフェのような空間。ゴミどころかチリひとつない床面!修理に必要な工具や部品は完全に置き場所が決められ、作業効率を最高まで突き詰めた配置になっているようです。これは、我々自転車店は何としても見習いたい!!

作業中のスタッフのみなさん。修理担当の方は4名。メカニックだから寡黙な感じかなーと思いましたが、超フレンドリーにあいさつしてくれて、質問にも笑顔で応えてくれました。こういうところも見習いたい!

ちなみに使用している工具はやはりフランスの「VAR」のものが多かったです。

地下フロアは部品庫になっています。ハンドル、サドル、ホイール、フレームからネジ1本まで全てのパーツが揃っているので、船の部品だけで何十台も作れるよ、とおっしゃるのは今回案内していただいたJCDecaux広報マネージャーのムッシュー・ジョワイヨ。完全オリジナルの単一車種だからできるわけですね。

船はゆっくりとセーヌ川を下り、近くにノートルダム大聖堂やオルセー美術館が見えるたびにジョワイヨさんに観光案内もしてもらいながらちょっとした船旅は続いたのでした。

今回お会いできたヴェリブスタッフのみなさんは本当に気さくで親切な方ばかりでした。こうした新しい、大きな事業を支えているのは、莫大な資金や細かい計画というものだけでなく、スタッフ全員でいいものを作ろう!という目標が一致しているからなのかなー、なんてことを思いましたよ。

パリに行かれる機会がありましたら、是非ヴェリブに乗って自転車による市内観光してみることをオススメします。地図を読み慣れている方であれば、迷わず好きな場所を効率的に回ることができますし、電車やバスでは気づかない小さなお店や公園に立ち寄ってみるのも簡単です。

また自転車シェアリングシステムとしてのヴェリブをもう少し身近で体験してみたい方には、シクロシティ富山をご紹介します。
JCDecauxと三菱商事の出資による広告代理店MCDecauxが中心となり、富山県富山市で2009年よりヴェリブとほぼ同様のシェアリングシステムが始まっています。自転車本体もほぼヴェリブと同一です。観光等で富山を訪れることがありましたら是非どうぞ。

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