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自転車世界旅vol:3 【フランス~モナコ~イタリア編】

第三回目の今回は、フランスからモナコ・イタリア編!

ツールドフランスを走る某有名選手や、絶景スポットなど見応え抜群の内容になっております。


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8月31日 フランス セート→アヴィニョン 【本日の走行距離:129km】

ランスに入りピレネー山脈からの丘陵地帯を抜けて平坦が続いていた。
延々と定規で線を引いたような直線道路に抱いていた退屈を吹き飛ばしてくれたのは、ポン・デュ・ガールという水道橋だ。
石造りの美しい橋を夕陽が照しており、その下からは川で遊ぶ人達の声が聞こえた。さらに橋の上からは遠くの村まで見渡すことができ、とても心地のよい場所であった。次は水着を持って泳ぎに来たい。


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9月1日 フランス アヴィニョン→マルセーヌ 【本日の走行距離:91km】

走っていると、目の前にひときわ大きな山が見えてくる。
自転車レースで数々の名勝負を生んだ名峰、モン・ヴァントゥーだ。
そこに近づくにつれ、自転車乗りが増えてくる。その中の一人が声をかけてきた。
「モン・ヴァントゥーを登るんだ」と伝えると付いてこいといった素振りで彼は加速しだした。
荷物のハンデを背負いながらもしばらく付いていってみるが一向にペースが落ちない。
その姿はまるで、「俺に付いてこれなきゃ、モン・ヴァントゥーは登れないぜ!」とでも言うかのようだった。
結局最後には握手をして別れたが、明日の登坂を前にその労力の代償は少々大きすぎた。


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9月2日 フランス マルセーヌ→ ミュール【本日の走行距離:119km】

打倒モン・ヴァントゥー、それが今日のテーマである。
日が上って暑くならないうちに、昨晩キャンプ場で出会った男性ユルゲンさんと共に自転車で登る。
一人ではキツいことも二人なら頑張れる。たくさんいろんな話をしながら、この40kg超の自転車で山頂を目指した。
私が山頂へと到達すると、自然と拍手が沸き起こり、多くの人が祝ってくれた。
それが本当に嬉しかった。何よりペースが遅い自分と共に走ってくれたユルゲンさんに感謝している。
ツールで度々登場するモン・ヴァントゥー、頂上は沢山の自転車乗りで賑わっていた。
頂上のお土産屋では「MONT VENTOUX」と記されたプレートを購入し自転車に取り付けた。
それ以後、その文字を見た人たちが嬉しそうに話しかけてくる。そこは自転車を愛する者にとって特別な場所なのだと感じている。


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9月3日 フランス ミュール→ ヴァロンソル【本日の走行距離:100km】

前日のモン・ヴァントゥーでの疲れが残り、脚が重たかった。
なかなか目的地に着かず、日が沈みかけていた頃に一人の青年と出会った。
どうやらこれから友達と集まるようで、そこに来ないかと言うのだ。
是非行きたいと告げ、ヴァロンソルの村まで車で連れていってもらった。
そこには23歳前後の青年が6人ほど集まっていた。
そのうちの一人は日本語勉強していたので、ヨーロッパに来て初めて日本語で会話ができ、嬉しかった。
みんな日本のアニメが好きで、アニメを見ながら夜遅くまでたくさん話をした。


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9月4日 フランス ヴァロンソル→カステラーノ【本日の走行距離:71km】

お世話になったフランスの友人たちに見送られながら出発する。
フランス南部の都市ニースを目指し、ヴェルドン自然公園を通る。
それはそれは、絶景の連続だった。
崖っぷちの道路から眺める湖はキラキラと輝いていて、周りはゴツゴツとした山々が囲っており、真下にはザワザワと川が流れている。
夕方には親切なご老人たちにご飯を食べさせてもらい、山々と星空を見ながら川沿いでテントを張った。


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9月5日フランス カステラーノ→ モナコ【本日の走行距離:144km】

フランスの地中海に面した都市ニースを走行中に何やら人だかりができていた。
ロードレース界では最も有名であろう選手、ペーター サガンをご存じだろうか。
ロードバイクに乗っていれば知らない人は居ないだろう。
アグレッシブな走りと印象的なゴールパフォーマンスが特徴である彼に、私は偶然会うことができ、応援してもらったのだ。
本当に驚きだ。私が尊敬する選手と握手できたのは大きなモチベーションとなり、ペダルを回す脚が軽くなった。
そしてモナコに入国した。モナコは世界最高峰のカーレース、F1で大変有名な地だ。私はここを何度もゲームで走っている。
なので初めて来たという感じは無く、F1のコースを自転車で走り回っていた。
深夜12時、5周ほどしていただろうか、警察官に職務質問され、ビザを取得していないので出ていくように指示された。
仕方がないので10分ほど走りフランスに戻るとベンチがあったのでそこで横になった。


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9月6日 フランス モントン→タンド【本日の走行距離:101km】

この日は本当に良く登った。モナコからニースに戻り、カーレースのWRC、ラリーモンテカルロで有名なブロー峠を上っていく。
ブロー峠では年配の女性の自転車乗りと一緒に登った。
彼女は丁度よいペースで私を引っ張ってくれて、共に登りきった後は気持ちのよいハイタッチを交わした。
ヨーロッパでは、老若男女大勢の人がスポーツバイクに乗っている印象がある。
モン・ヴァントゥーでは75歳という自転車乗りの人も見かけて本当に驚いている。
私もそんな歳まで自転車に乗っていられたらいいなと感じている。


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9月7日 フランス タンド→イゾラ【本日の走行距離:0km】

昨晩キャンプ場で出会ったおじいさんにお世話になり、通ろうと思っていたフランスとイタリアの国境が自転車では通れないと知る。
そこで自転車と共に車に乗せてもらうことができた。
イタリアに入った後、景色の良い所があると再び国境のラ・ロンバルド峠に案内してもらった。
彼は「私はあなたのお祖父さんだ」と言い、とても親切にしてくれた。
私には生まれたときから祖父が居ないが、車でドライブし、一緒にパンを焼き、古い写真を見せてくれて、きっとこんな感じなのだろうなと思った。

これから標高2000m超の峠を越えてイタリアへと向かう。国が変われば言語や文化に様々な変化があるだろう。これから何が待ち受けるのか、楽しみだ。

 

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