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サグとは?~MTBサスペンションの基礎知識~

こんにちは。三島店です。

今回は、サスペンションの話題になると必ず耳にする

「サグ」についてご紹介。

自転車をお渡し時に、全てをご説明させていただくのはなかなか難しいので、

この機会にご案内させていただきます。

サスペンション付きの自転車に乗るうえで、最低限覚えておきたい内容ですので、ご参考まで。

 ☆サグ☆

(装備するものはすべて装備したうえで)自転車に乗った状態(1G’)で、

サスペンションが沈みこんだ量のことをいいます。

サスペンションのストローク長に対して15%~30%(メーカーによって推奨値が

設定されています)ぐらいになるようにサグを設定するのが基本になります。

(エアサスペンションについている赤いゴムはこの”サグ取り”のためのパーツです)

 

エアサスの場合は、サグが適正値になるようにエア圧を調整します。

ただ、サスペンションメーカーさんによって適正空気圧が設定されている場合が

ほとんどですので、あわせて、HPや説明書等で愛車のサスペンションの適正空気圧を調べておきましょう。

(※三島店では、メーカー推奨適正空気圧を優先しております。)

 

コイル(バネ)式サスペンションの場合

中のバネを変更することでサグが調整できることになりますが、

そもそも高価なコイル式サスペンションでない限り交換するバネが無い場合の方が多いので、

逆にサグの調整は微調整程度しかできないと思っていただいた方が良いと思います。

 

この「サグ」がなぜ必要かというと

段差等(凹の部分)で、前方が急に落ちた時にサグの分だけサスが伸びてくれて

すばやくグリップしてくれるようにするためです。

 

サグがまったく無いと、自分で手をのばすか、前のめりになるしかないので、

大きい凹ならまだしも、連続している凹凸やコーナーリング時には、恐怖心が倍増しちゃいます。

 

エア圧の管理をまったくしておらず、サグが大きくなりすぎていると、

(サグの分だけ)可動可能なストローク量をあらかじめ使ってしまっていますので、

”もったいない”ということになってしまいます。

さらに空気が入っていないとサスペンションの破損につながりますのでご注意ください。

 

つまり、サグは大きすぎても、小さすぎてもダメなんです。

ちょーどいい所に設定してこそ、サスペンションの機能を最大限にいかせるわけです。

 

エアサス装備車をご購入された方、および検討中の方、

「サグ」は基礎中の基礎ですので、ぜひ覚えておいてください。

 

※エアサスの場合は、定期的に空気圧の管理が必要になります。

サスペンション用に高気圧まで入れられるポンプが販売されております。

 

以下、脱初心者の方々へ

適正なサグにしてあるのに、ボトムしちゃう人は”TOKEN(トークン)増量”いう調整もできます。

増量する作業はわりと簡単ですが、いくつにするかは結構悩ましいものです。

フォークによって、使用可能な数も違いますので、調整される場合はご注意ください。

 

うまくご説明できず申し訳ありませんでしたが、

メーカー推奨空気圧が公開されている場合は、特にサグを気にせずとも

推奨値に設定しておけば大丈夫だとは思いますが、

サスペンションの調整の際には、『サグ』は必ず出てくるので

言葉だけでも覚えておいてください。

 

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